エコノハサーチ

　産業廃棄物処理大手の市川環境エンジニアリング（千葉県市川市、石井邦夫社長）は、自社が保有する全車両の運行状況を管理するＩＴ（情報技術）システムを導入する。景気低迷で廃棄物排出量が減少するなか、車両を効率活用しコストを低減する。タクシー業界などでＩＴを使った車両管理の動きは広がっているが、産廃処理業界では珍しい。

　システムは運転手が作業日報を端末で打ち込み、データをオンラインで集計。本社側が一定量の産廃回収が見込める地域を集中的に運行させ、実車率や燃費の改善に生かす。各作業員の日次の業務や売上高の計算にも役立てる。回収・運搬用車両のほか、処理工場で使う重機を含む同社が保有する300台弱すべてが対象。関連装置の導入などで、1台当たり数十万円の費用がかかる。

出典：NIKKEI NET

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