パナソニック、冷蔵庫のリサイクル率大幅向上 破砕ゴミを資源化
2008/11/06
ニュース
パナソニック(旧松下電器産業)は31日、冷蔵庫のリサイクル率を大幅に高める再資源化技術を開発したと発表した。風力や振動など様々な技術を活用し、従来はコストをかけて焼却するしかなかった破砕ごみ(シュレッダーダスト)から不純物を取り除き、再資源化を可能にした。エアコンやテレビなど他の家電製品にも応用できるという。
水に浮いたプラスチックを回収する従来のリサイクル技術では冷蔵庫の全重量の2割弱は破砕ごみとして残ってしまい焼却処分していた。新技術は水を使わずに風力、振動、静電気、磁力などを活用して破砕ごみから金属などの不純物を取り除き、94%を再利用できるようにした。
回収システムの設備投資は6000万―7000万円と従来のシステムに比べ3割程度低くなるほか、ランニングコストも年間200万円と半分で済むという
出典:日経速報ニュース