末吉の産廃計画:白紙へ 地権者が売買仮契約解除 /鹿児島
2008/11/01
ニュース
曽於市末吉町南之郷地区での産業廃棄物安定型最終処分場建設問題で、都城北諸地区清掃公社(宮崎県都城市)が、建設計画を断念したことが30日、分かった。県に提出していた国土利用計画法に基づく土地売買届出書を近く取り下げる方針。
市などによると、今月16日、同社関係者が市役所を訪れ、「候補地の地権者から土地売買の仮契約解除の申し出があり、了承した」と報告した。
地権者は仮契約解除の理由を「公社側が地元の同意を得る努力をしていないから」と説明した。同計画を巡っては、地元住民が提出した建設反対陳情を市議会文教厚生委員会が採択している。
公社は「今回の予定地での建設はなくなったが、処分場は必要な施設。新たな場所を探したい」と話した。
出典:毎日新聞