産廃手数料、数千万円着服
2008/10/28
ニュース
北海道苫小牧市は28日、「市廃棄物埋立処分場」の男性所長(45)が、市に納める産業廃棄物の処理手数料を2003年度から数千万円着服していたと発表した。業務委託を受けている苫小牧清掃企業組合と苫小牧清掃社の共同企業体は21日付で、所長を懲戒解雇処分とした。市は着服金額が確定し次第、共同企業体に損害賠償を求める方針。
市の発表などによると、共同企業体は市の委託を受け、産業廃棄物を持ち込んだ業者から手数料を徴収し、市に納入している。市が今月、処分場と市に保管されている伝票記録を照合したところ、金額が合わず、着服が発覚した。
岩倉博文市長は「誠に遺憾。業者の指導を徹底し、再発防止に努めたい」と話している。
出典:読売新聞