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5000万円超す損失 京都市魚アラセンター、産廃処理費かさむ

2008/10/26

ニュース

 4月の操業以来、3度の操業停止に追い込まれるなどトラブルが続発している京都市魚アラリサイクルセンター(伏見区)で、アラの一部が予定通り再利用できずに産業廃棄物として処分するなどして5000万円を超す損失が発生していることが21日、分かった。市は施設のメーカー側に責任があった場合は損害賠償を求める構えで、同日から専門家やメーカーなどによるプロジェクトチームを設け、原因究明と再発防止策の検討を始めた。

 センターは7月31日、9月2日、10月14日に、ぼやや原因不明の施設停止などトラブルが発生、現在も操業停止している。27日に再開する予定で、操業停止期間は計51日間に上る。

 この結果、本来施設内で飼料用などに加工処理する予定のアラの一部が処理できず、産廃処理を余儀なくされ、民間処理業者に運ぶ輸送費を含め計2600万円の負担が発生。

 さらに、4-6月に加工した飼料約340トン(約2700万円相当)も農水省基準を上回る水銀が検出されたため売却できずに焼却処分した。これにより操業から9月末までに計5300万円の損失が出たという。
 センターでは、再処理で年間1600トン(約1億2800万円相当)の飼料に加工、販売し、運営費(約1億5600万円)に充てる計画だったが、これまでに売却できたのは11トン(約90万円)のみ。5000万円以上の赤字発生に、市環境局は「運営費などの削減を含め対応を検討しなければならない」と対応に苦慮している。

 この日の市議会委員会でも、この問題が取り上げられ、同局は「メーカーに責任があれば損害賠償も一つの手段」と説明した。

出典:京都新聞


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