紙おむつリサイクル:3大学、環境保全で連携 高齢者支援に貢献 /福岡
2008/10/20
ニュース
◇福岡大、日赤九州国際看護大、香蘭女子短大
福岡大(城南区七隈)、日本赤十字九州国際看護大(宗像市)、香蘭女子短大(南区横手)が、紙おむつのリサイクルを通じて環境保全や高齢者支援で連携することになり、調印式と記念シンポジウムが18日、福岡大であった。
3大学は05年から、協力して研究や事業を進めてきた。実績が認められ、文科省が08年度の「戦略的大学連携支援事業」に採択。紙おむつを大牟田市の工場でリサイクルし、農地に還元して綿花を栽培する活動や、高齢者が着やすくデザイン性の高い服の開発などに取り組む。
調印式には、衛藤卓也・福岡大学長▽喜多悦子・日本赤十字九州国際看護大学長▽坂根康秀・香蘭女子短大学長が出席。衛藤・福岡大学長は「3大学それぞれの得意分野を生かし、環境保全や高齢者支援に貢献できる人材育成と地域貢献につなげたい」と話した。
学生たちは、吸水性が高く抗菌防臭作用のある素材で作った服の開発や、紙おむつの改善すべき点など、これまでの研究成果を発表。喜多・日本赤十字九州国際看護大学長の講演やパネルディスカッションもあった。
出典:毎日新聞