廃プラの貿易統計【2008年8月】
2008/10/06
ニュース
財務省の貿易統計で、2008年8月の廃プラ輸出の結果が出た。
8月までの輸出量は、105万4307トンで、対前年の1月~8月累計で、8万6195トン増の9%アップとなった。
価格(FOB価格・輸出港本船積込渡値段)は、580億1977万円で、対前年で86億1656万増(17%増)を記した。
PETくずは、8月が1トン当たり、6万5485円となり、13ヶ月連続で、1トン当たり6万円を超えた。2008年8月だけの輸出種類別の内訳は、
ポリエチレンくず:2万7229トン
(価格15億2322万円、1トン当たり5万5941円、累計22万9317トン)
ポリスチレンくず:1万9222トン
(価格11億5525万円、1トン当たり6万101円、累計15万2196トン)
PCくず:5867トン
(価格2億2871万円、1トン当たり3万8982円、累計4万8349トン)
PETくず:3万2403トン
(価格21億2191万円、1トン当たり6万5485円、累計24万1016トン)
その他のプラ:4万6777トン
(価格25億2906万円、1トン当たり5万4066円、累計38万3430トン)
8月だけの廃プラ輸出量は合計で、
月間13万1499トン(価格75億5816万円、1トン当たり5万7477円)
昨年同月の12万5270トン(価格67億2797万円)と比べて6229増加した。
8月は北京五輪の影響で工場稼働率が低かった。結果、原料の廃プラ需要は緩く、原油価格のダウンも重なり、9月30日の中国の情報ネット「ワールドスクラップ」廃プラ建値も全体的に9月上旬よりも2~3円/キログラム下がっている。
出展:週刊循環経済新聞