RD社元社長を刑事告発 廃棄物処理法違反で県
2008/09/19
ニュース
環境汚染が懸念されている栗東市のRD産廃処分場問題で、県は17日、廃棄物の適正処理を求める措置命令に従わなかったとして、廃棄物処理法違反(措置命令違反)の疑いで、廃棄物を埋め立てたアール・ディエンジニアリングの佐野正・元社長(59)を県警に刑事告発した。
佐野元社長は5月28日に埋め立て廃棄物の飛散や地下水汚染などを防止するよう措置命令を受けたが、これまでに適正な処理に着手していない。県は履行期限の2011年9月27日までに汚染拡大が防止される見込みがないと判断した。
同法違反により、5年以下の懲役か1000万円以下の罰金、またはその両方が科される。許可品目以外の廃棄物が処分場に不法に埋められたことについての刑事責任追及は、既に時効となっている。
県は汚染拡大を防ぐために実施する行政代執行の工法について、地元住民と協議を続けている。
出典:中日新聞