大和ハウス、リサイクル徹底-鋼材端材を住宅部材に
2008/08/29
ニュース
大和ハウス工業は竜ケ崎工場(茨城県龍ケ崎市)と栃木二宮工場(栃木県二宮町)が連携して、住宅部材加工時に発生する鋼材端材のリサイクルに乗り出す。
スケールメリットを生かし、鋼材価格の高騰に対応するのが狙い。いずれかの工場に端材を集め、住宅部材としてリサイクルするもので、09年開始にむけ検討を進めている。従来の材料ロス低減に続き、今回の取り組みによって資材価格の上昇分をカバーして原価の低減に結びつける考えだ。
計画では鋼材の端材は溶解せず、切断したり、穴を開けたりして、小型の金物としてリサイクルする。現在、どちらの工場に端材を集めるかなど具体策を竜ケ崎工場と栃木二宮工場間でつめている。
これまでにも両工場では、それぞれ鉄鋼端材の有効活用に取り組んできた。しかし、新築需要が伸び悩む中、資材価格の上昇に伴い収益力が低下しているほか、今後も鋼材を中心に資材価格の上昇が予想される。
出典:日刊工業新聞