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事業系一般廃棄物の資源化に向けオリックス資源循環と鎌倉市が締結

2022/06/20

ニュース

埼玉県大里郡寄居町にあるオリックス資源循環株式会社と鎌倉市が、事業系一般廃棄物の資源化に関する業務委託の締結を発表した。
契約の期間は2022年6月から5年間だ。
鎌倉市は公募型の企画提案(プロポーザル方式)を経て、2022年5月にオリックス資源循環を最優秀提起者として選出した。
提案内容は、鎌倉市内から出る食品廃棄物などの可燃ごみを発酵させ、生成したバイオガスを燃料として甦らせる。
国内最大級の乾式バイオガス再生可能エネルギー発電施設「寄居バイオガスプラント」で、再資源化するものだ。
寄居バイオガスプラントは一日100t、設備容量は1,600kW、年間発電量は一般家庭の約3,140世帯分の年間消費電力に相当する約9,800,000kW相当の施設だ。
オリックス資源循環は、2006年から運営している寄居工場(埼玉県寄居町にある廃棄物高度処理施設)を寄居バイオガスプラントの予備施設とし、今後長期にわたり廃棄物処理の安定性・継続性を持続するとしている。
寄居工場は最新のガス化改質方式の施設だ。
受け入れた廃棄物を最大2000℃で溶融を行う。スラグ・メタル・工業塩・燃料ガスなどに変換し、完全再利用を達成している。
オリックス資源循環は、積み重ねてきたノウハウを生かしてエコを実現し、持続できるごみ処理事業を通じて地域社会に貢献するとしている。
鎌倉市は、埋め立ての最終処分を限りなくゼロに近づける「ゼロ・ウェイストかまくら」の実現を目指している。
2021年8月から翌年3月までの期間、廃棄物約1,800tを寄居バイオガスプラントに搬入。
そこで、乾式メタン発酵による処理の確実性や温室効果ガスの排出量を計測する実証実験を行った。
その結果、鎌倉市から排出される廃棄物が適切にリサイクルでき、CO2などの温室効果ガスの排出量を減らすことができると実証された。

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