ヤンマーHD ふん尿や食品残さ原料に京都でバイオガス発電
2020/10/09
ニュース
ヤンマーホールディングス(HD)は2021年半ばに京都府内でバイオガス発電を開始すると発表。原料は、廃棄物処理業者の敷地を借り、家畜のふん尿や食品残さから出るガスを買い取ったものを利用し、生み出した電力は固定価格買い取り制度(FIT)で売電し、収益とする方針。
同社は、子会社であるヤンマーエネルギーシステムを通じて事業展開。
発電システムの出力は150キロワットで年間売電量は130万キロワット時。一般家庭約300世帯分に相当。
ヤンマー側が土地を有償で借りて自社の負担で発電システムを設置予定。
廃棄物処理業者は投資費用がかからないほか、処理していた廃棄物からの生成物を販売できるメリットがあるとしている。
このFITによる売電は、10年ほどかけて投資回収する事業モデルで、すでに栃木県の下水処理場などで導入した事例がある。