タケエイ 横須賀でバイオマス発電所 11/1から売電開始
2019/10/10
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産業廃棄物処理大手の株式会社タケエイは、神奈川県横須賀市にバイオマス発電所を建設。
横須賀市をはじめとする首都圏近郊の自治体・造園業・建設業等から排出される伐採木、剪定した際の枝や森林間伐材、建設現場などから出る木くずといった木質資源を主な燃料として、「都市型」バイオマス発電を始める。
タケエイ子会社である横須賀バイオマスエナジーは、10月7日に「横須賀バイオマス発電所」の竣工式を実施。
発電所は同市臨海部に立地し、約1万2300平方メートルの敷地内にタービン棟や燃料棟、灰処理棟などを建設した。出力は6950キロワットで、一般家庭1万5000世帯分の電力に充当する。投資額は約48億円で、11月1日より売電開始となり、電力は近隣自治体などに販売する方針。
所内には、樹木を燃料となる木質チップに加工する大型破砕機や、三菱日立パワーシステムズインダストリーの発電プラントなどを設置。含水率が高い伐採直後の木材も燃焼できるのが特徴で、燃料の使用量は年間9万1000トン。二酸化炭素(CO2)同2万3000トン分の削減効果が見込めるという。