エコノハサーチ

NECは、川崎市、株式会社中商、一般社団法人資源循環ネットワークと共同で、「川崎エコタウンにおけるIoT（Internet of Things）を活用した資源循環システム高度化に向けた実現可能性調査」を実施すると発表した。

同事業は、環境省の「平成28年度低炭素廃棄物処理支援事業補助金（エコタウン低炭素化促進事業）」の採択を受け実施するもので、IoTの活用によって、廃棄物処理・リサイクル業界の低炭素化を先導する取り組み。

同社は、スペインのサンタンデール市におけるスマートシティプロジェクトの一環で、NECのシティオペレーション基盤を活用することで、車のスピード、騒音、街中の気温などのデータをセンサーで収集し、街の状況を可視化する実証を行っている。今回、その実証のひとつであるゴミ収集管理サービス事業を通じて得たノウハウを活用。低炭素化に向けてIoTを活用した産業廃棄物等収集運搬システム最適化の調査を行う。産業廃棄物用の回収ボックス等にセンサーを取り付け、容器内の廃棄物の量や容器の設置場所等の情報をリアルタイムに集め、分析する。これにより最適な回収ルートを収集事業者に伝えるといった、物流の最適化に貢献するビジネスモデルの検討や実証事業、事業計画の策定等を行う。