沖縄県国頭村 養豚業者が豚の死骸を不法投棄
2016/08/01
ニュース
7月28日、沖縄県と国頭村は、養豚業者が豚の死骸を不法投棄している疑いがあるとして、立入調査を行った。これは、今年6月中旬、一般人からの情報提供で発覚した。業者は投棄を認めているという。
県によると、同業者は、養豚業を始めた22年前から、所有地に掘った溝に豚の死骸を廃棄し続けてきたという。同業者が、「他の業者も同様に不法投棄している」と話していることから、県は他業者の調査も始める。
問題となった業者は、現在5,000頭ほどの豚を飼育しており、現場には、長さ約50mほどの溝に死骸が埋められ、上から消毒用の石灰がまかれていたという。
本来、家畜の死骸は産業廃棄物として処分しなければならず、知事の許可が必要だ。豚の処分費用は1頭あたり500円から1,000円ほど。さらに、移送費用もかかるため、不法投棄に及んだとみられている。県は、産廃処理法違反や化製場法違反にあたるとし、指導や処分を検討している。