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環境省 平成27年度における家電リサイクル実績について

2016/06/27

環境省

環境省は、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)に基づく、平成27年度における家電リサイクル実績について公表した。27年度の全国で引き取られた廃家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵・冷凍庫、洗濯・乾燥機)は、約1,088万台(前年度比約0.1%増)。内訳はエアコンが、約236万台(構成比約22%)、ブラウン管テレビが約155万台(同約14%)、液晶・プラズマテレビが約103万台(同約9%)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫が約280万台(同約26%)、電気洗濯機・衣類乾燥機が約314万台(同約29%)だった。また、前年度比では、エアコンが約5.8%増、ブラウン管式テレビが約17.1%減、液晶・プラズマテレビが約21.9%増、電気冷蔵庫・電気冷凍庫が約0.9%増、電気洗濯機・衣類乾燥機が約0.1%減。

再商品化の状況は、エアコンで93%(法定基準80%)、ブラウン管式テレビで73%(同55%)、液晶・プラズマテレビで89%(同74%)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫で82%(同70%)、電気洗濯機・衣類乾燥機で90%(同82%)と、法定基準を上回る再商品化率が達成されたという。更に、家電メーカー等に搬入された廃家電は、リサイクル処理によって鉄、銅、アルミニウム、ガラス、プラスチック等を有価物として回収され、全社において法定基準を上回る再商品化率を達成。内訳は、エアコンで93%(法定基準80%)、ブラウン管式テレビで73%(同55%)、液晶・プラズマテレビで89%(同74%)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫で82%(同70%)、電気洗濯機・衣類乾燥機で90%(同82%)だった。

また、エアコン、電気冷蔵庫・電気冷凍庫、電気洗濯機・衣類乾燥機に冷媒として用いられているフロン類及び電気冷蔵庫・電気冷凍庫の断熱材に含まれるフロン類を回収、破壊された。エアコンの冷媒フロン類は約1,505トン、電気冷蔵庫・電気冷凍庫の冷媒フロン類は約210トン、電気洗濯機・衣類乾燥機の冷媒フロン類は約15トン、断熱材フロン類は約334トン。

これらの再商品化などの状況については、家電メーカー各社がホームページなどで公表している。また、一般財団法人家電製品協会も国内全体の家電リサイクル実績等の資料を公開している。

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