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ユナイテッド計画 仙台にバイオマス発電所建設で23年稼働へ

2020/10/29

ニュース

産業廃棄物処理や再生可能エネルギー事業を手掛けるユナイテッド計画(秋田県潟上市)は26日、仙台市に木質バイオマス発電所を建設すると発表した。出力は約7万5000キロワットで国内最大級という。2021年4月に着工し、23年11月の稼働を目指す。
事業費は非公表だが、500億円以上と推測される。

事業主体は、同社と再生エネ事業者のレノバ、住友林業、みずほリース、大和エナジー・インフラが出資する合同会社杜(もり)の都バイオマスエナジー(東京・中央)となる。

用地は仙台港近くにある東日本大震災の集団移転の跡地で区画整理された市有地。約5ヘクタールを借り、発電所を建設する予定。燃料は北米の木質ペレットや東南アジアのパームヤシ殻を輸入して再生させる。年間30万トン強のペレットを輸入するとされている。

発電量は、一般家庭約17万世帯分の消費電力に相当する年間5億3000万キロワット時を試算しており、東北電力に売電する方針。

資金のついては、三井住友信託銀行が主幹事、りそな銀行が共同主幹事を務め、岩手銀行や羽後信用金庫(秋田県由利本荘市)など計12社が参加するプロジェクトファイナンスを活用。

ユナイテッド計画は関連会社を通じ秋田市でバイオマス発電所(出力2万キロワット)を16年に稼働させている。
宮城県石巻市でも仙台と同規模のバイオマス発電所を計画中という。仙台の発電所は10月8日に着工し、23年5月に運転開始予定。

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